2021.09.23
2021/9/23 7月プレー料金指数/全国13カ月、東京17カ月上昇
総務省統計局が発表した令和3年7月の全国消費者物価指数(CPI)は同月から2020年基準に代わり99・8ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)で、前月比は0・4%上昇も、前年同期比0・2%の下落となり、昨年8月から12カ月連続の下落となった。6月までの2015年基準では2カ月連続の上昇だったが、新型コロナ感染症の影響で下落基調が依然続いている。
一方、全国のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含むGF)の7月の全国指数は98・7Pで、前年同月比は2・8%上昇し、これで13カ月続いての上昇となった。「東京都区部」の7月のプレー料金指数は96・7P(1万2593円)で前年同月比1・8%上昇し、17カ月連続の上昇となったが、6月は8・9%上昇で5月まで11カ月2桁上昇が続いたことを考えると基準変更で小幅上昇にとどまった。
また、小売物価統計による主要都市部の7月のゴルフプレー料金でみると前記通り、東京都区部が1万2593円(1・8%増)で最も高く、福島市が1515円(19・9%増)で低い。増減率では松山市が36・9%増(7400円→1万133円)と依然高く、千葉市は31・0%減(6553円→4520円)と低くなった。集計46都市では本紙集計の単純平均で5277円となり、前年の46都市での5205円と比べ1・4%の上昇となった。これで2カ月振りの上昇となった。
いずれにしても、バラツキが出ている調査結果となった。これで6カ月振りの下落となっており、回復一途ではなく都市間でバラツキが出てきたようだ。