群馬県企業局（前橋市）は令和４年４月から７年３月までの３年間の県営４ゴルフ場の指定管理者の公募を行っており、第１次審査（書類審査、管理運営状況・財務状況・法令遵守等）の結果として、９月17日に応募（申請）状況について発表した。10月６日、14日に第２次審査（選定委員会におけるプレゼンテーション、ヒアリング等を実施）を行い10月下旬に指定管理者候補者の選定、11月初旬に指定管理者選定結果が発表される見込み。

玉村ゴルフ場（佐波郡玉村町、令和元年度入場者実績５万４５２人、収入計約３・８億円、台風・雪による休業日数21日、施設管理者＝㈱三商）には３団体が応募。申請順に㈱三商（東京都中央区、県内事務所：玉村町）、パソナ・パナソニックビジネスサービス㈱（大阪府門真市、大泉町）、門倉テクノ㈱（前橋市）。
応募団体の事業計画概要も公開しており、三商では高品質なグリーン管理、接客向上、生涯スポーツ・五輪スポーツのゴルフの普及、16年間の実績で得た効率的な管理運営、地域振興などの管理運営計画を発表している。
パソナ・パナソニックビジネスサービスでは、安心・安全で整備が行き届いたゴルフ場で年齢・性別・国籍・障害等の有無等に関わらずゴルフを楽しみ、健康増進・地域振興を推進。官民が一体となった真心のこもったサービスを提供、地産地消や地元特産品コーナーの設置、利用者のみならず地元企業等にアンケート実施などとしている。
門倉テクノは、既従業員の継続雇用や笑顔での接客、川越シェフのグルメ料理や同シェフ監修ポップコーンの販売・提供、地元野菜の販売、コース内仮設トイレの１日３回の清掃など毎朝毎晩全社員で清掃すること等も明記した。

前橋ゴルフ場（前橋市川原町、４万８５６６人、３・１億円、８日、久松商事㈱）は久松商事㈱（前橋市）１社が応募。すべての従業員がお客様の要望を考え、「言われるよりも先に対応できる」機転の利いたサービスと清潔でカジュアルな雰囲気のゴルフ場を目指す。より身近なゴルフ場となるため９ホールプレーを推進するという。
板倉ゴルフ場（邑楽郡板倉町、５万４０３１人、約５億円、８日、東急リゾーツ＆ステイ㈱）はパソナ・パナソニックビジネスサービス㈱（前記参照）と東急リゾーツ＆ステイ㈱の２社が応募。東急リゾーツ＆ステイ㈱の基本方針は東急スタンダード「情報カード」による品質サービス改善、移動売店キッチンカー、自動チェックイン・チェックアウトのシステム化、楽天カード・楽天ペイ導入など楽天との連携強化、館内にデジタルサイネージを新設しての宣伝告知強化など多数の取り組みを紹介している。
新玉村ゴルフ場（佐波郡玉村町、４万８７５５人、約３・７億円、13日、金井実業㈱）は金井実業㈱１社。運営方針はすべての利用者が「公平に利用する機会」を得られる「誰にでも親しまれる満足度の高い清潔でカジュアルなゴルフ場」で、「ゴルフという素晴らしいスポーツを通しての感動を提供する」の実現を運営ビジョンとしている。

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※「ゴルフ特信」第６７０６号より一部抜粋