2022.01.24
2022/1/24 22年の女子ツアー、賞金総額42・96億円で史上最高額
一般社団法人・日本女子プロゴルフ協会(JLPGA、小林浩美会長)は12月24日に、2022年度のトーナメント開催日程発表をリモートで行った。
それによると、賞金ランキング対象のJLPGAツアーは前年と同じ38試合を開催する。東京五輪開催のため21年は中止となった北海道 meijiカップは再開。その他GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップは中止となり現在主催競技として開催交渉中。賞金総額は全体で42億9600万円となり、単年での史上最高額を更新した。ブリヂストンレディスオープン(中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンから変更)、楽天スーパーレディースが4日間競技へ移行した。4日間大会はグローバルスタンダードのための強化策としており、計18試合が行われる。またシード権やリランキングなどの基準を、賞金ランキングからメルセデス・ランキングに一本化するなど規定変更を行ったという。
開催コースは「日本女子オープン」(9月29日~10月2日)が紫CC・すみれコース(千葉)、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯が城陽CC(京都)、また富士フイルム・スタジオアリス女子オープンは石坂GC(埼玉)、ブリヂストンレディスオープンは袖ケ浦CC袖ケ浦コース(千葉)で開催する。ヨネックスレディスは名称がリシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメントに変更となる。
なお、ステップ・アップ・ツアーは、Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournamentが琵琶湖CC琵琶湖・三上コース(滋賀)、山陰ご縁むす美レディース、宍戸ヒルズレディース森ビルカップの3試合が増えて16試合を開催する。レジェンズツアーは3試合の開催となっている。
一方同発表に先立ち、2022年度JLPGAツアー「GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ」に関して誤った事実関係に基づくネット記事が散見されるとして発表資料を用意して説明した。
同協会では、「2022年よりすべての公認競技における放映権は、弊協会に帰属する」運びとなったこと、同協会がインターネット配信を行うに当たっては、これまで通り無料で一定時間楽しめる地上波・BS放送に対して、長時間リアルタイム視聴ができるインターネット配信は有料で行う、というふうにすみわける、との判断で進めてきたと説明。有料課金でのインターネット配信の対価を得ることが弊協会の持続可能な財務基盤の確立への大きな一歩となり、弊協会会員や選手から長年要望されていた会費削減、フィットネスカーの導入や託児所の設置等への投資、年金制度の確立等を実現することにより弊協会会員や選手の要望にお応えしたいと考えているとして理解を求めた。