2022.03.12
2022/3/12 リソルHD第3四半期決算、売上高33・0%減に
リソルホールディングス㈱(今泉芳親代表取締役社長、東京都新宿区)は2月10日に、2022年3月期第3四半期(4~12月)の決算短信(連結)を発表した。
同期間の売上高は前年同期比33・0%減の109億83百万円(前年同期163億91百万円)で、営業利益は12億07百万円の損失(前年同期18億86百万円の利益)、経常利益は10億71百万円の損失(21億85百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億05百万円の損失(10億39百万円の利益)と減収減益となった。
同期間のセグメント別の経営成績は、ホテル運営事業は売上高が前年同期比15・0%増の36億61百万円(31億85百万円)で利益は12億95百万円の損失(11億15百万円の損失)であったが、ゴルフ場運営事業売上は35・3%増の37億49百万円(27億71百万円)で利益は5億33百万円(84百万円)、リソルの森(CCRC)事業は23億77百万円(19億44百万円)で利益は1億67百万円(7百万円の利益)とともに大きく伸びたが、福利厚生事業は6億58百万円で35百万円の利益、再生エネルギー事業は98・7%減の6億64百万円で利益は35百万円、投資再生は99・6%減の31百万円で2百万円の利益と大幅に縮小した。
ゴルフ場運営や区分所有権型の会員制リゾートクラブ「ゴルフバケーションクラブ」の久慈や瀬戸内、それにリソルの森は比較的順調で、福利厚生事業では契約企業の従業員やその家族の健康をサポートするメニューとして、「Amazon 育児支援券」、「Amazon 介護支援券」、「ゴルフレッスン」などの新規メニューの開拓にも注力したりと、コロナ禍における新しい価値観に対応した成長事業の拡大と新たな事業基盤構築を積極的に進めたという。また再生エネルギー事業では、リソルの森内において1・5メガワット太陽光発電の売電を開始し、自家消費型(脱FIT)再エネ事業や地産地消型事業等の取組みも推進したという。
ただし、ホテルの運営事業がまだコロナ禍前の水準に戻らず、再生エネルギーや投資再生事業が大幅に少なくなった。なお通期予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算定することが困難なことから、現時点では未定としている。