一季出版株式会社

2022.04.08
2022/4/8 事業再構築補助金第4回結果、ゴルフ場関連は1件採択

経済産業省(中小企業庁)は「事業再構築補助金」の第4回公募結果を3月3日に発表した。令和3年12月21日までに1万9673者の応募があり8810者を採択したという。第2回、第3回とも申請件数はほぼ同様だったが、採択件数は若干減少した印象だ。
第5回公募は3月24日締切で受付中。同補助金は昨年4月以降の売上が一時的に10%以上減っている企業が新分野や業態転換、事業再編に取り組む場合の事業費を3分の2補助するもの。さらに補助率の高い「緊急事態宣言特別枠」や「最低賃金枠」、「大規模賃金引上枠」もある。

採択案件8810件の事業計画の概要から「ゴルフ」関係を抽出したところ91件が該当。第1回は27件、第2回は60件、第3回88件だったことから、ゴルフ人気が依然高い。事業計画を見るとインドア施設にシミュレーターを設置したり、非対面・非接触の24時間無人営業など、街中でいま増えているwithコロナスタイルのインドア施設に事業転換するケースが圧倒的に多かった。一方で第3回ではゴルフ場運営会社関連で10社を数えていたが、ゴルフ場は一昨年夏以降回復を続けているため、申請要件を満たさないケースも出てきているとみられる。
ゴルフ場運営企業では、㈱室蘭カントリー倶楽部が「ゴルフ&グランピングを楽しむ!次世代のゴルフトリップの提供で収益向上を図る」計画で採択。井上誠一氏設計の室蘭GC(北海道)10番ホール横で1日2組のみ滞在できる「室蘭グランピング」を昨年6月にオープンしている。

関連記事:2021/12/29 事業再構築補助金第3回結果、ゴルフ場関連で10件採択

※「ゴルフ特信」第6773号より一部抜粋

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