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2022.04.11
2022/4/11 都市別プレー料金支出額、21年トップは相模原市

総務省統計局の1月「家計調査」では、少し陰りも感じられるゴルフ関係消費となったが、視点を変えて都市別の消費動向をみていくと集計世帯数が1万世帯に満たないため、年によってはバラツキもある。ただ3年平均などをみると、少し説得力を持つデータとなるので、今回は2021年の1年間と過去3年間の平均データのランキングを作成してみた。
データは2021年「家計調査」(家計収支編)でゴルフプレー料金の購入頻度は100世帯当たり118回で前年と比べ4・8%減、1世帯当たり支出平均は7292円で前年比7・1%減。ゴルフ用具の購入頻度では100世帯当たり14回、1世帯当たりの支出平均は1430円で前年比25・0%の大幅増加であった。このデータは、二人以上の世帯の道府県庁所在市及び政令指定都市別の全52市・区部の家計調査を集計したもの。

今回、独自にまとめた〝道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング〟では、ゴルフプレーに関する1世帯平均支出額がトップとなったのは相模原市で2万2747円となり、前年比217・3%増により25位からジャンプアップした。2位は徳島市で2万742円、3位は名古屋市で1万7223円、4位神戸市、5位大津市となった。
過去3年平均にすると19年に1位だった東京都区部が1位で、2位名古屋市、3位徳島市、4位相模原市、5位千葉市で、印象としてはゴルフ場が至近距離にあり、コロナ禍で遠出を避けたスポーツ、レジャーとしてゴルフへの消費が高まったものとみられる。もっとも20年に1位だった岐阜市が21年は44位になるようなデータのバラツキも発生。大阪市がブービーに位置するのは不自然ではある。
ゴルフプレー料金の購入頻度ランキングで見ると、21年1位は316回の徳島市、2位も四国の高知市で299回、3位は大分市で257回、4位は名古屋市と東京都区部が223回で並んでおり、支出金額トップの相模原市は210回で6位だった。ゴルフをプレーする環境としては大都市よりも地方中核都市の方が恵まれているのかもしれない。
一方、ゴルフ用具の支出金額でもランキングを作成すると、21年の1位は四国の高松市で6833円、2位は長野市で4718円、3位は神戸市で4020円。購入頻度では1位の甲府市が37回で飛び抜けて多く、2位は津市と宮崎市が29回で続き、4位は長野市で26回、5位は富山市で25回、6位は神戸市で24回となった。

関連記事:2020/4/5 都市別プレー料金支出額、19年トップは東京都区部に

※「ゴルフ特信」第6775号より一部抜粋

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