一季出版株式会社

2022.06.07
2022/6/7 ㈱平和22年3月期、ゴルフ場事業が貢献大で増収増益

ゴルフ事業のパシフィックゴルフマネージメント㈱(PGM、田中耕太郎社長、東京都台東区)を完全子会社とする㈱平和(嶺井勝也社長、同)は5月13日、2022年3月期(2021年4月~22年3月)の連結業績を発表した。
同期の売上高は1215億58百万円(前年同期比12・8%増)で、営業利益102億35百万円(92・7%増)、経常利益104億67百万円(80・5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益21億93百万円(153・5%増)と増収増益となった。当期純利益では、遊技機事業において希望退職制度を実施し特別退職金として21億45百万円を特別損失に計上したという。

経営成績としては、遊技機業界は新型コロナの影響でホールの経営状況は厳しい状況が続いており、売上高は8・9%増の362億49百万円も6億07百万円の営業損失だったという。一方、ゴルフ業界では売上高は14・6%増の853億08百万円、営業利益は74・2%増の132億80百万円と大幅に前期を上回った。
2023年3月期の連結業績予想は、売上高1380億円、営業利益207億円、経常利益200億円、親会社株主に帰属する当期純利益133億円を予想している。
決算説明会資料によると、遊技機業界では2023年3月期にスマートパチンコ・スマートパチスロ機が投入される見込みで、同社も先駆けた販売を予定している。

22年3月期の146ゴルフ場(リース1コース含む)の来場者数は873・5万人(83・2万人増)、顧客単価8764円(463円増)。この来場者数の大幅増加は、ゴルフが比較的感染リスクの低いレジャーとして認知が向上したこと、例年に比べ天候に恵まれたこと、前期および今期に取得したゴルフ場が貢献したこと等が増加要因という。またゴルフ事業の今期方針の中で発表した〝送風機付き乗用カート(Cool Cart)の導入〟による差別化なども説明に加えている。

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※「ゴルフ特信」第6797号より一部抜粋

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