2022.07.06
2022/7/6 4月家計調査、29歳以下のプレー頻度、支出が大幅増加
総務省統計局がまとめた2022年4月の「家計調査」(家計収支編)によると、二人以上世帯の世帯収入(勤労者世帯)は前年同月比実質3・5%減少(2カ月振り減、名目0・6%減少)し、消費支出は実質1・7%減少(2カ月連続減、1・0%増加=2カ月連続増)となった。
ゴルフ関係でみると、二人以上世帯の4月の消費支出は、ゴルフプレー料金の購入頻度が100世帯当たり11回で回数は前年同月から2回、15・4%の減少、1世帯当たり支出平均は730円で92円、11・2%の減少となった。また4月のゴルフ用具の購入頻度では、100世帯当たり1回で前年同月と同、1世帯当たりの支出平均は106円で28円、20・9%の大幅減少となった。
4月のゴルフ関係消費を世代別にみると、ゴルフプレー料金の頻度は60代が20回(前年同月も20回)で最多となり、次いで70歳以上14回(18回)、50代10回(12回)、40代3回(5回)、30代2回(3回)、29歳以下4回(1回)と、29歳以下だけが大きく増えて前年同期と同じだった60代以外は前年同月を下回った。
プレー料金支出額では60代が1336円(1443円)で前年同月より7・4%減と落ち込むも相変わらず強く、次は70歳以上925円(927円)、29歳以下796円(46円)、50代556円(768円)、40代257円(413円)、30代109円(134円)と29歳以下の大幅伸長だけが目立ち、40代、50代、30代などは減少率が2桁以上の落ち込みとなった。
家計調査によるゴルフプレー支出では29歳以下が3年連続大幅増となっており、今年2~3月は支出金額が記録されなかったが、4月の支出金額796円は世代平均を上回るとともに29歳以下では昨年5月の903円に次ぐ爆発的消費となった。同世代は昨年8月以降、プレー支出が大幅に少なかっただけに急回復した。
一方ゴルフ用具の4月の世代別消費支出では、支出金額で60代260円(284円)、50代145円(106円)、40代127円(142円)など。1~4月では70歳以上が79・9%増と唯一プラスで268円、金額では60代632円(28・6%減)、40代388円(48・0%減)、50代306円(42・9%減)と続き、30代80・7%減、29歳以下100%減と、前年同期比では落ち込みが大きくなっている。用具支出が多くなると3~6カ月後にプレー支出が増える兆候もあり、用具への支出減も気になるところだ。