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2022.07.10
2022/7/10 景気ウォッチャー5月、入場者依然好調も値上げの動き

内閣府の『景気ウォッチャー調査』の令和4年5月調査が8日に公表された。
同調査によると、北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ関係者は4地域(4月5地域)計8人(8人)で、最高評価の〝良くなっている〟は0人(0人)、〝やや良くなっている〟は3人(2人)、〝変わらない〟は3人(3人)、〝やや悪くなっている〟は0人(1人)、〝悪くなっている〟は2人(1人)。独自にDIを算出すると、5月は46・9となり、前月の40・6に比べ6・3ポイント(以下、P)上昇した。

5月は、「規制がない久しぶりのゴールデンウィークは、各日まんべんなく来場があった」(南関東地域、経営者、やや良くなっている)、「今月の入場者数は、現時点において予算・前年比ともにクリアして好調である」(東海地域、支配人、やや良くなっている)、「ゴルフブームや天候に恵まれて、入場者は大幅に増加している」(九州地域、従業員、やや良くなっている)と、入場者状況が依然として好調に推移している。その一方で、経営面では「前年同期に比べて、1人当たりの単価が10%低下している」(南関東地域、経営者、悪くなっている)と厳しいようで、「物価高騰の折、当社もやむなく値上げに踏み切った」(甲信越地域、経営者、変わらない)と説明するウォッチャーもいた。

一方、『先行き判断』は6地域(4月6地域)計12名(11名)が回答。〝良くなる〟は0人(0人)、〝やや良くなる〟は2人(2人)、〝変わらない〟は4人(3人)、〝やや悪くなる〟4人(3人)、〝悪くなる〟は2人(3人)。これにより、先行きDIは37・5で前月の34・1から3・4P上昇している。
先行きについては、「7月以降の入場者予約数は順調で、各ゴルフ場共に前年同日の予約数を大きく上回っている」(東海地域、支配人、変わらない)ところがある反面、猛暑予報やウィズコロナの定着で「夏休みに行楽地に行く客が前年より増加するのではないか」(南関東地域、経営者、やや悪くなる)、「賃上げを伴わない物価上昇により、日常的なレジャーに割く金額が減少する」(同、同、同)などゴルフブームが去るのではないかとの懸念も出てきている。
なお、業種全般の5月DI(原数値)は現状が52・6で前月比1・9P上昇、先行きが51・0で同3・4P上昇となっている。

関連記事:2022/6/4 景気ウォッチャー4月、入場者好調も景気判断は辛め

※「ゴルフ特信」第6808号より一部抜粋

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