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2022.07.11
2022/7/11 昭和の森ゴルフコース(東京)跡地の開発は2年後着工

パブリックの昭和の森ゴルフコース(18ホール、東京都昭島市)が閉鎖され物流基地になる噂が昨年春ごろから浮上していたが、すでに開発会社が跡地の開発計画を発表し、現地の説明会を今年2月から始めている。
同跡地の開発計画を発表したのは、先進的物流施設およびテクノロジーを駆使したソリューションのリーディングプロバイダーという日本GLP㈱(帖佐義之代表取締役社長、東京都港区)。同社の2月14日付け発表では東京都昭島市で約65万平方メートルの土地を取得し、大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK 昭島」の開発を行うと発表した。「GLP ALFALINK相模原」、「GLP ALFALINK 流山」、「GLP ALFALINK 茨木」に続く「ALFALINK」ブランドの第4弾として初の東京都内で展開し、創造連鎖する物流プラットフォームを実現し、物流を中心とした複合施設を開発。2024年4月に開発着工、26年頃より順次竣工し、全体の竣工は28~29年を予定しているという。

日本GLPは2009年に設立されてから物流不動産デベロッパーとして、全国で開発事業を展開してきたという。今回の昭島については、次世代の流通ネットワークを支える高度な物流施設を中心とした複合施設となり、昭島市の産業基盤を拡充させるイノベーション拠点の創出を目指すという。開発地には、昭島市を象徴する「水と緑」をテーマに掲げ環境保全を行いながら周辺住民の憩いの場、そして訪れた方々も享受できる開かれた緑と歩行者ネットワークを整備。また地域の防災拠点としての機能も担えるよう、防災備蓄倉庫の整備や避難場所としての開放などを今後、市・地域の皆様と協議していくとしている。
開発イメージ写真や利用計画図には緑地帯も残す計画が確認されるが、プロジェクト推進室に確認するとゴルフ場や練習場の施設が残る計画はないという。

現在のゴルフ場とゴルフ練習場の用地はそのまますべてが開発対象となり、4~7階建ての物流施設6棟、5階建てのデータセンター9棟、複合用途施設1棟が建設される。JR青梅線「昭島」駅、西武拝島線「西武立川」駅からも徒歩圏内に位置し、雇用確保の点においても優位性があるとしている。
昭和の森ゴルフコースと練習場を運営する昭和飛行機都市開発㈱に、営業終了時期について確認すると「少なくとも年内は営業すると思いますが、来年についてはまだ決まっていません」と話している。いずれにしても、2年後の4月から工事が始まることから、残り少ない営業となりそうだ。
ちなみに、ホテルのフォレスト・イン昭和館の用地も開発エリアに入っていて、計画書では複合用途検討ゾーンとなっているため詳細は明らかになっていない。

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※「ゴルフ特信」第6808号より一部抜粋

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