2022.08.06
2022/8/6 リソルホールディングス、東急不動産から4コースの取得契約
リソルホールディングス㈱(大澤勝代表取締役社長、東京都新宿区)は6月29日、同社の連結子会社であるリソル㈱が、東急不動産㈱の100%子会社であるTLCゴルフリゾート㈱及び㈱三木よかわカントリー、関西カントリー㈱の株式を取得しそれぞれの会社を子会社化することを承認決議したと発表した。
株式取得の理由として、「当社グループは、ゴルフ場の保有・運営を行うゴルフ運営事業において、事業拡大のためゴルフ場の買収を行っております。今回の株式取得(対象4ゴルフ場=有田東急GC・望月東急GC・三木よかわCC・関西CC)により、当社連結グループの保有ゴルフ場数の拡大と収益の向上を図り、長期的に安定した収益基盤の構築を目指しております」と説明している。
まず対象会社(6月29日時点)のTLCゴルフリゾート㈱(中村賢代表取締役、東京都渋谷区道玄坂1の21の1、資本金1億円、2010年10月5日設立)は、有田東急GC(18ホール、平成6年4月開場、和歌山県有田郡)、望月東急GC(18ホール、平成元年5月開場、長野県佐久市)他8コースを保有・運営する会社で、2820万1887株全部を取得する。取得価格は当事者間の守秘義務により開示を控えるが、第三者機関による適切なデューデリジェンスを実施し、価格の妥当性を検証するための十分な手続きを実施していると説明している。異動する会社は2023年3月末までに東急不動産㈱が新設する子会社へ譲渡対象外の8コースのゴルフ場を会社分割にて譲渡予定とし、異動する会社は取得予定の有田東急GC及び望月東急GCを保有・運営する会社となる。
もう1つ対象の関西カントリー㈱(資本金5000万円、平成19年3月設立)は、関西CC(18ホール、昭和52年7月開場、京都府亀岡市)を保有・運営、1000株全部を取得する。㈱三木よかわカントリー(資本金5000万円、平成19年9月設立)は、三木よかわCC(27ホール、昭和52年7月開場、兵庫県三木市)を保有・運営、1000株全部を取得する。この2社は2023年2月に株式を取得する予定。
有田東急GCと望月東急GCを保有・運営する会社の株式取得日は2023年3月を予定している。
リソルホールディングスグループは、保有・運営ゴルフ場の入れ替えを実施して、所有は11コース(真名CCは2コースでカウント)、運営コースは受託1コース含めて12コースと、運営コース数はピーク時より大幅に減っていた。ゴルフ場は入れ替えながら再生・運営する方針に変わりないことから、再び運営コース数を増やしたものだ。少なくとも4コース(81ホール)が加わることでランキングしているホールランキング順位は10位以内に入ることとになる。
一方、東急不動産は、ゴルフ場の保有19コース、その他運営受託コースもあるゴルフ場運営の大手。東急不動産ホールディングスが「環境経営」「DX」を全社方針として掲げ、今年3月には東急ハンズをカインズに譲渡するなど、グループの体制見直しも行っていることからゴルフ事業も注目されていたところだった。