2022.09.28
2022/9/28 アルペン6月期決算、ゴルフはプレーヤー増で好調と
スポーツ用品販売の㈱アルペン(水野敦之社長、名古屋市中区)は8月4日に2022年6月期(7~6月末)の連結決算を発表した。同期の売上高は2323億32百万円で、前年同期と比べ0・4%減、営業利益は71億53百万円で52・6%減、経常利益は89億88百万円で46・6%減、当期純利益は53億10百万円で50・7%減と、増収増益だった前期に比べ伸び悩んだ決算となった。
セグメント別売上高は、ゴルフが前年比4・6%増の931億26百万円(構成比38・2%→40・1%)、スポーツ・ライフスタイルが3・6%減の521億41百万円(23・2%→22・4%)、競技・一般スポーツが7・6%減の470億34百万円(21・8%→20・2%)、アウトドアが2・6%増の66億71百万円(2・8%→2・9%)となり、ゴルフが引き続き貢献し、構成比も高まった。また決算資料でもゴルフはプレーヤーが増加していると報告している。
経営成績の説明では、同社では消費環境の変化にいち早く対応すべく、ECサイトのサービス拡充や自社ポイントプログラムの会員数拡大、店舗とECの連携強化などのデジタル領域の強化を引き続き進める一方で、大型旗艦店を始めとした複数の新規出店でシェア拡大を図り、店舗スタッフの専門性を高める教育によって販売力の向上に取り組んできたという。
ただ同期は競争激化と、出店等によるコスト増加もあり利益水準は低下した。今後は不振カテゴリーの回復や、継続的な新規出店、ECの継続的成長等で2025年同期には前期と並ぶ過去最高の利益水準への回復を目指すという。