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2022.10.27
2022/10/27 7月家計調査、70代以上、50代がプレー支出旺盛に

総務省統計局がまとめた2022年7月の「家計調査」(家計収支編)によると、二人以上世帯の世帯収入(勤労者世帯)は前年同月比実質4・6%減少(4カ月連続減、名目1・6%減少)し、消費支出は実質3・4%増加(2カ月連続増加、6・6%増加)となった。
ゴルフ関係でみると、二人以上世帯の7月の消費支出は、ゴルフプレー料金の購入頻度が100世帯当たり12回(前年同月比1回増加)、1世帯当たり支出平均は758円で118円、18・4%の増加(6月は32・9%増で2カ月連続増)となった。また7月のゴルフ用具の購入頻度では、100世帯当たり1回で前年同月と同じ、1世帯当たりの支出平均は99円で64円、39・3%の大幅減少となった。

7月のゴルフ関係消費を世代別にみると、ゴルフプレー料金の頻度は60代が22回(前年同月は21回)で最多となり、次いで50代15回(11回)、70歳以上12回(12回)、40代4回(4回)、30代2回(4回)、29歳以下0回(4回)となり、50代が36・4%増と大幅増加、29歳以下は再び休息状態で30代の50%減とともに若者が低調だ。
プレー料金支出額では60代が1203円(1208円)で前年同月より0・4%減となったものの安定し、次は70歳以上890円(597円)、50代864円(662円)、40代250円(309円)、30代164円(256円)、29歳以下0円(385円)と70歳以上が49・1%増(6月の36・5%増に続き2カ月連続増)、50代が30・5%増(2カ月振り増)と急回復した一方で、29歳以下(100%減)と30代(35・9%減)は低調であった。

1~7月のプレー料金支出額を算出すると、頻度で前年を上回ったのは12・8%増の60代だけ。支出額では、30代(17・1%増)、70歳以上(1・4%増)、40代(1・3%増)もあったが、29歳以下が55・0%の減少となり、4月の驚異的な消費はあったものの、元気がなくなった。
一方ゴルフ用具の7月の世代別消費支出では、支出金額で最大は70歳以上191円(238円)、次いで50代85円(111円)、40代56円(106円)、60代42円(175円)、30代23円(102円)、29歳以下0円(2円)で主力の60代も低迷したように消費が少なくなった。6月に66・3%増と大幅に増えた反動もあるとみられる。1~7月では70歳以上が用具支出額で24・1%増、60代が13・0%増と高齢者の復調が目立っており、若者は勢いがなくなっている。

家計調査からみると、コロナ初期をリードしてきた若者の勢いに陰りがあるものの高齢者はここに来て元気で、また団塊ジュニアを含む50代のプレー消費が急回復してきたことで、高齢世代を引き継ぐゴルフ活発世代に育っていくのかが注目されるところだ。

関連記事:2022/9/25 6月家計調査、主力の60代がプレー支出、用具消費旺盛

※「ゴルフ特信」第6842号より一部抜粋

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