2022.11.13
2022/11/12 首都圏4県の会員募集は73コース、前年比10コース増加
首都圏のうち茨城、栃木、群馬、埼玉4県の状況についてまとめた。
今年9月中旬までに4県で会員募集を確認できたのは73コース(前年調査比10コース増)にのぼった。うち正会員ベース56コース(同5コース減)の平均募集金額は101万円で、前年調査の79・5万円に比べ27・5%もの増加となっている。
募集金額の最高額は、今年も水海道GC(茨城)の1275万円(預託金制)で、以下、スターツ笠間GC(同)310万円(譲渡不可)、PGM武蔵GC(埼玉)286万円(プレー会員権)、筑波東急GC(茨城)273万円(預託金制)、ザ・GC竜ヶ崎(茨城)253万円(プレー会員権)などと続く。
今年はPGMグループ2コースが上位にランクインした。3番目に高額のPGM武蔵GCは、今年6月1日から募集をスタートした。同GCは、PGMが2020年10月30日付けでアコーディア・ネクストゴルフグループから取得した4コースのうちの一つで、PGMグループが3大都市圏で募集している中で最高額のPGM総成GC(千葉)の300万円に次ぐ高額募集だ。
一方、低額をみると日立GC(茨城)3・3万円(プレー会員権)をはじめ、那須小川GC(栃木)7万円(同)、矢板CC(同)11万円(一代限り)、ましこGC(同)13・2万円(プレー会員権)などとなり、募集金額が20万円以下なのは栃木県に多く、また種別ではほぼプレー会員権だった。
正会員ベース56コースの募集種別及び平均募集金額は、預託金制が4コース(前年6コース)で500・3万円(前年323・3万円)、プレー会員権が49コース(52コース)で67・7万円(49・3万円)、終身・一代限り・譲渡不可が3コース(3コース)で114・3万円(同)、株主会員がゼロ(同)。預託金制は、アローエースGC(栃木)が2012年から実施の30万円募集を今年7月に終了したことから、平均額が大きく引き上がった。
県別の募集状況については、茨城県27コース(27コース)で137・7万円(119・6万円)、栃木県19コース(22コース)で53・2万円(48・2万円)、群馬県5コース(7コース)で35・9万円(36・4万円)、埼玉県5コース(5コース)で150・5万円(60・8万円)。群馬県を除き、平均募集金額が昨年より上回っている。
また、募集開始時期と平均募集金額(正会員ベースに、ここ1年で募集を終了・休止した12コースを加えた68コース)をみると、2022年1月以降は15コースで130・2万円、2021年は8コースで37万円、2020年は8コースで95・3万円、2019年は3コースで22・6万円、2017以前は30コースで99・6万円。
今年1月以降にスタートした15コースのうちPGMグループのゴルフ場が11コースを占めている。PGM武蔵GCやザ・GC竜ヶ崎をはじめ、今年4月に開場50周年記念募集を開始した高麗川CC(埼玉)245万円(預託金)、同じく4月に太平洋クラブグループ単独会員制で募集を開始した金乃台CC(茨城)220万円(プレー会員権)と、200万円を超える募集が増えている。