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2023.01.21
2023/1/21 ゴルフブームの韓国、平均年齢と時間帯別利用データ

韓国ゴルフ場経営協会(KGBA)の10月会報で、韓国の主要ゴルフ場における最近3年間の年代別利用者動向や時間帯別利用者率などを紹介している。
プレー(ティータイム)予約のタイガーGDSの開発会社であるAGLとカード会社が共同で2019年~21年までの過去3年間の利用客および消費関連のビッグデータを分析したというもの。
それによると、ゴルフ場利用者の年代別内訳は50代が34・4%で最も多く40代21・8%、60代21・1%、30代10・6%、20代6・2%、70代以上4・4%だった。特にコロナ以降、首都圏ではMZ世代(20~30代)の20代が52・4%、30代が40・3%の高い増加率を見せたという。利用者の平均年齢は50・3歳と紹介している。

昨年、首都圏のある大衆制ゴルフ場では20~30代で21・8%増加したが、コロナ前比較では倍増近い。特に19時以降利用の20~30代の利用割合が3割を占めたという。
ゴルフ場利用客の内訳は男性66・5%、女性33・5%と集計している。
ゴルフ場利用客が滞在する時間帯を測定した結果、午前11時~午後1時が27・6%で最も高かった。この3年以降では午前5時から10時までの利用客が増加したのに対し、午後2時以降では滞留時間が減った。コロナにより、午後時間の集合禁止なども影響したという。年代別では20~30代は夜明けと夜間時間帯の利用率が最も高く、70代以上は朝時間帯で利用率が高かった。
ビッグデータ利用が進んでいる韓国では、EC消費とIoTデータを結びつけ、時間帯毎の施設利用者のデータがわかるそうで年間利用車両によるゴルフ場施設利用データも活用されているようだ。日本でもグーグルマップでゴルフ場などの施設の混雑度がわかるが、カード会社等が協力しないと同様のビッグテータ活用には時間がかかるかもしれない。

韓国は2021年に505ゴルフ場で利用者数が5000万人を突破し、1施設当り10万人を超える利用者数があった。その内訳は今回の時間帯別利用率でわかるようにスループレーによる2部制、早朝・ナイターなどの営業で利用者数を稼いでいる。韓国のゴルフ人口が500万人を突破したと言われるが、日本同様にコロナで若い世代の利用が増えたのは間違いないようだ。ちなみに今後、韓国も少子高齢化が進むといわれるが、日本のゴルファーの平均年齢はスポーツ庁調査を元に算出すると55歳(ただし80歳以上は含まず)となることから、平均でまだ5歳、日本より若いという感じだ。

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※「ゴルフ特信」第6873号より一部抜粋

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