一季出版株式会社

2023.03.01
2023/3/1 リソルグループ、今春4ゴルフ場増えて15コースへ

リソルグループ(グループ本社:東京都新宿区)は、今年2月から3月にかけて東急不動産㈱から4ゴルフ場を譲り受ける予定で、このほどこれら4コースを加えて15カ所へ拡大し、ゴルフ運営事業の強化を図りますと発表した。

同グループは、〝ゴルフ場の保有・運営を行うゴルフ運営事業において、事業拡大のためゴルフ場の買収を戦略的に行っており、ゴルフ市場が回復傾向の中で、4ゴルフ場を譲り受け、グループの保有ゴルフ場数の拡大と収益の向上で、長期的に安定した収益基盤の構築を図ります〟と説明している。
また、東急不動産から譲り受けするにあたって、ともに3月1日から運営を開始する有田東急GCは「有田リソルゴルフクラブ」(18ホール、和歌山県有田郡有田川町)へ、望月東急GCは「望月リソルゴルフクラブ」(同、長野県佐久市)へと新名称に改める。2月1日からともに運営開始する関西CC(同、京都府亀岡市)及び三木よかわCC(27ホール、兵庫県三木市)は従来名称で運営開始する。
それぞれリソルグループのゴルフ場として運営開始することで、リソルホールディングス㈱の株主優待の対象施設ともなる。

同グループのゴルフ場では、シチュエーションに応じた様々な運営スタイルでゴルファーのニーズに対応しながら、安心・安全にゴルフを楽しんでいただくためのサービス向上に努め、「良いゴルフ場にして、働いている従業員が誇れるコースにする」ことを目指すという。またグループのコーポレートスローガン「あなたのオフを、もっとスマイルに。」と長期方針である「3つのやさしい(人にやさしい、社会にやさしい、地球にやさしい)」を実践しながら、グループ内における事業間シナジーの強化を図り、企業価値の向上に今後も努めていくとしている。

ゴルフ場業界の動向に関しては、業界動向サーチや経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」、「レジャー白書2022」を参考に、2021年に比較的感染リスクが低いスポーツと認知されたことが追い風となり利用者が増加。客単価も回復傾向となり、コロナ禍をきっかけにゴルフを始める若年層や女性が増加している等として報告した。

なお、リソルグループの新しい取組みとしている〝フェアウェイフロントヴィラ事業〟は、スパ&ゴルフリゾート久慈(茨城)、瀬戸内ゴルフリゾート(広島)で展開しており、今後もグループコースにおいて事業拡大を予定しているとしている。
リソルホールディングス㈱(大澤勝代表取締役社長、東京都新宿区西新宿)の概要は、東証プライム上場で、ホテル運営、ゴルフ場運営、リソルの森(CCRC)事業等を行い、グループ従業員数1524名。大株主は三井不動産㈱(持株比率41・03%)、コナミグループ㈱(持株比率20・39%)としている。

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「ゴルフ特信」第6887号より一部抜粋

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