2023.03.20
2023/3/20 景気ウォッチャーR4年12月、現状、先行き共DI40台
内閣府は『景気ウォッチャー調査』の令和4年12月調査の結果を今年1月12日に公表した
北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は5地域(11月6地域)計9人(8人)で、最高評価の〝良くなっている〟は1人(0人)、〝やや良くなっている〟は0人(3人)、〝変わらない〟は3人(3人)、〝やや悪くなっている〟は5人(2人)、〝悪くなっている〟は0人(1人)。独自に現状判断DIを算出すると、12月は41・7となり、前月の47・2に比べ5・5ポイント(以下、P)下落した。
12月は北日本や日本海側で大雪が降るなど寒波に襲われ、
「平年より気温が低い日の来客数は1~2割悪くなっている」(南関東地域、経営者)、「クリスマス前後の寒波及び大雪による土日のクローズがあり、今月は大きく入場者数を下げた」(東海地域、支配人)として〝やや悪くなっている〟との判断だった。大部分のウォッチャーが〝変わらない〟、〝やや悪い〟と現状判断する中で唯一、〝良くなる〟としたのは九州地域のウォッチャー(従業員)だ。
そのウォッチャーによると「2023年1月12日から韓国からのチャーター便就航に伴い韓国からの来場予約もあり」と説明しており、コロナ前に少し戻りつつあることを加味しての良判断となったようだ。
一方、『先行き判断』は6地域(11月6地域)計11人(10人)が回答。〝良くなる〟は1人(0人)、〝やや良くなる〟は3人(1人)、〝変わらない〟は1人(3人)、〝やや悪くなる〟3人(3人)、〝悪くなる〟は3人(3人)。これにより、先行きDIは40・9となり前月の30・0から10・9Pもの上昇となった。
先行きについては、甲信越地域から東は新型コロナや物価高騰、ロシアのウクライナ侵攻といった要因から〝変わらない〟から〝悪くなる〟と判断し、東海地域から西は予約状況をもとに〝やや良くなる〟から〝良くなる〟と判断する傾向にある。
なお、業種全般の12月DI(原数値)は現状が49・0で前月比0・7P下落、先行きが46・3で同0・1P下落。