一季出版株式会社

2023.03.22
2023/3/22 韓国のパブリックゴルフ場は今年からプレー料金に上限

コロナ禍でゴルフブームの韓国ではプレー料金の高騰が顕著で、税金面で恩恵のあるパブリック(大衆)ゴルフ場の料金規制を今年1月1日からスタートした。
韓国国会で昨年5月、ゴルフ場を会員制と非会員制に分け、条件を満たす場合に大衆型ゴルフ場に指定することとする体育施設の設置・利用に関する法律を改正。同11月に施行例を改正し、大衆型ゴルフ場利用料金の基準となる会員制ゴルフ場の非会員対象の平均入場料金を5月や10月の繁忙期の平均とすることなどを定め、会員制と非会員制の料金の差額を会員制と大衆制の課税差額で、個別消費税と財産税の差異を利用客1人基準に換算して3万4000ウォン(約3600円=1ウォンを0・1055円で仮換算)と定めた。

その後文化体育観光部が、昨年10月の首都圏の会員制ゴルフ場の非会員の平均入場料金に娯楽や文化の消費者物価指数上昇率2・8%を反映した金額及び、非会員制の料金の差額となる3万4000ウォンを差し引いた料金を非会員制ゴルフ場の上限に設定した。これにより、大衆制の指定を希望するゴルフ場は今年1月からこの上限の平日18万8000フォン(約1万9800円)、週末24万7000ウォン(約2万6000円)より低く設定し、料金をゴルフ場現場やネット等で表示しなければならなくなった。韓国でキャディは個人事業者となっており、ゴルフ場の料金表示でキャディフィは除外されている。
日本のゴルフ場から見ればまだ高く感じるだろうが、韓国ではこれで手頃な料金に感じられるようにプレー料金が高騰化していた。ちなみに個人事業主のキャディでは1日2ラウンド付いて高額年収を稼ぐ男性もいるそうだ。

関連記事:2022/4/21 韓国ゴルフ場数505コース、初の入場者数5千万人超え

「ゴルフ特信」第6894号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら