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2023.03.23
2023/3/23 北海道2022年入場者、310万人で前年比4%増加

北海道の2022年入場者状況が、北海道ゴルフリポート(札幌市)の調べで明らかになった。
それによると、前年と集計できる111コースの延べ入場者数は310万549人で、前年に比べ12万5885人、4・23%の増加を記録した。延べ営業日数は前年比209日、0・84%減少の2万4526日と前年並みだがコロナ禍の行動規制が緩和された中で営業できたことから、1日平均入場者数は126・4人で前年より6・1人も増えている。メンバー構成比は前年と変わらず30・2%だった。
地区別(14地区)の状況については、石狩南地区(17コース=北広島、千歳など)が延べ入場者数74万9173人で前年比9・11%の増加とトップ、以下、札幌地区(8コース)28万9769人で6・82%の増加、空知地区(10コース=由仁、栗山など)27万8179人で5・61%の増加など7地区で前年実績を上回った。増加の多くは道外客の貢献が大きかったようだ。あとの7地区は前年割れとなっているが、オホーツク地区(4コース=網走、北見など)の前年比0・04%減をはじめ、最も落ち込んだ渡島地区(7コース=函館、長万部など)でも1・30%減と大きくは落ち込んでいない。

同リポートによると、北海道の22年は、融雪遅れや降雪、低温といった天候面の影響を受けた3月(86・1%減)、11月(0・8%減)、12月(63・7%減)に入場者数が減少したが、4月から10月までの7カ月間で前年実績を上回った。5月(14・6%増)、6月(7・5%増)、7月(7・7%増)と3カ月間で高い伸びをみせ、大雨の影響を受けた8月でも1・8%増と健闘している。若年ゴルファーの増加傾向に加え、コンペ・個人ともプレー予約が順調で、入場者増加の要因になっているようだ。
その他、18ホール換算は「2013年に2万人台に戻してから、この10年間は2万から2万2千人台で推移」(北海道ゴルフリポート)、さらに2000年代に入ってからでは22年実績が最も多い数字になった。女性客は人数が前年比約2%の増加、入場者に占める割合が13・5%という。

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「ゴルフ特信」第6894号より一部抜粋

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