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2023.04.26
2023/4/26 住友ゴム工業㈱、2022年12月期連結業績は増収減益

住友ゴム工業㈱(山本悟代表取締役社長)は2月14日、2022年12月期(1~12月)の連結業績を発表した。
同期の売上収益は1兆986億64百万円で前年同期比17・4%増となったが、事業利益は219億63百万円で57・7%減、営業利益94億15百万円で68・1%減、当期包括利益合計額は549億54百万円で前期比12・8%減と、増収減益となった。
タイヤ事業は世界的な半導体不足等により自動車メーカーの減産が続いていることの影響を受け低調に推移。海上輸送コストや原材料価格、エネルギーコストの高騰の影響が出たという。タイヤ事業の売上収益は、9399億41百万円で前期比18・2%増だったが、事業利益は123億11百万円で前期比70・3%減となった。

またスポーツ事業では、ゴルフ用品が世界的なゴルフ需要の高まりによる部材不足などはあったが、北米、韓国中心に海外で大きく販売を伸ばした。テニス用品やウェルネス事業も売上収益は前期を上回った。スポーツ事業の売上収益は1165億97百万円(15・0%増)、事業利益は89億43百万円(3・9%増)となった。

同社は同日、2027年を目標年度とした中期計画の再編成を実施したと発表している。基盤強化活動や組織体質改善、それにDX経営のための基幹システム刷新の2025年完了、2026年以降の事業ポートフォリオ最適化、成長事業拡大を目指した中期計画骨子となっている。
なお代表取締役の異動(3月28日付け予定)も発表、木滑和生代表取締役副社長は退任し常勤監査役に就任、西口豪一取締役専務執行役員が代表取締役専務執行役員に就任する予定。山本悟代表取締役社長との2人代表となる。

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「ゴルフ特信」第6905号より一部抜粋

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