2023.07.30
2023/7/29 令和4年度全国プレー料金指数、104・2Pに上昇
総務省統計局が先ごろ発表した令和4年度の全国消費者物価指数(2020年基準、CPI)は、103・0ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)の過去最高となり、前年度比3・0%上昇(2年連続上昇)、上昇幅は41年振りのレベル(1981年に4・0%上昇以来)。3月も104・1Pで前年同月比3・1%上昇し、19カ月連続で物価上昇が続いている。
一方、全国のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含むGF)の令和4年度の全国指数は104・2Pで前年度比は2・6%上昇し、5年度連続の上昇となった。3月は100・2Pで前年同月比5・2%上昇し、12カ月連続上昇と上昇ぶりが鮮明となっている。比較的安定していたゴルフ練習場の令和4年度は100・9Pで前年度比1・3%上昇し、6年度連続の上昇。3月は101・5Pで1・2%上昇し、15カ月連続の上昇となった。
また、ゴルフクラブの令和4年度は79・2Pとなり、前年度比では8・7%の下落となり、3年度13・3%の大幅下落に続く大幅下落となっている。21年9月から明らかに下落している。
一方、小売物価統計による主要都市部の3月のゴルフプレー料金は沖縄県那覇市が1万3392円で前年同月比9・1%増となり、東京都区部の1万2906円(前年同月比0・2%増)を上回り最も高く、札幌市が1229円(前年同月はデータなし)で最も低い。集計43都市のプレー料金単純平均は5327円で、前年同月の39都市での5321円と比べ0・1%の上昇となっている。今年3月は気温の高い地域が多く、寒冷地でもデータが入ったことでゴルフプレーの平均物価がそれほど上がらなかった。
沖縄県那覇市は1月、2月とも1万4059円で都市別トップとなり、3月は若干低下したが1位を維持した。国内外からの需要が増したため、プレー料金物価も高騰したとみられる。