2023.08.03
2023/8/3 韓国ゴルファーのゴルフ場に対する認識調査
韓国ゴルフ場経営協会(KGBA)が2月号会報に、韓国ゴルフ学会に発表された「ゴルフ大衆化のための国内ゴルフ場利用者認識調査」を掲載しており、少し紹介したい。
同調査は、国内ゴルファーのゴルフ場に対する認識調査を通じてゴルフ大衆化のための案を提示すべく全国の20歳以上の999人から回答を得て分析した研究という。
ゴルフ場利用満足度調査では5点満点で全体平均が2・12で男性(構成比68・1)2・10、女性(31・9)2・17。 ゴルフ場の不満理由の最大は「高コスト」で3分の2の663、「予約の難しさ」118、「施設の遅れ・不親切」75、「(ゴルフ場までの)距離の遠さ」74となっており、同会報では言及していないが、満足度が半分に達しないなど不満を抱えていることがうかがえる。
要望としては「税引き下げを通じたゴルフ費用の削減の必要性」4・08、「キャディの役割変化」3・98、「低価格のゴルフ場の必要性」3・23の順となった。同会報ではこれら結果もあり、国内ゴルフ場に対する消費者の満足度を高めるためには、キャディの有無や役割、税引下げ及び低価格型ゴルフ場の造成、「セルフプレイでコストを下げる」などを通じてゴルフ場のプレー料金を下げなければならないとまとめている。
同調査の回答者特性は50代32・3%、40代30・8%、60代以上16・0%、30代14・6%、20代6・2%。月所得は500万ウォン以上47・5%、400~500万ウォン21・5%、300~400万ウォン14・7%、平均打数は「80~90」で38・6%、「91~100」28・2%、「80以下」17・9%。ゴルフ歴は3~4年が61・3%を占める。人口割なので首都圏中心にしても高所得でゴルフが上手い集団に偏ったようだ。このため低価格のゴルフ場の必要性平均は3・23と意外に低く、一番高かったのは月所得300~400万ウォンの中間層で3・63だった。