一季出版株式会社

2023.12.09
2023/12/9 6月家計調査、ゴルフプレー消費は依然好調続く

総務省統計局がまとめた2023年6月の「家計調査」(家計収支編)によると、同月の二人以上世帯の世帯収入(勤労者世帯)は前年同月に比べ実質5・6%減少(9カ月連続減少、名目1・9%減少=2カ月連続減少)となり、消費支出も実質4・2%減少(4カ月連続減少、名目0・5%減少=3カ月連続減少)と実収入や消費面での回復も陰りが続いている。
一方、6月のゴルフ関係消費支出(二人以上世帯)は、ゴルフプレー料金の購入頻度が100世帯当たり14回(前年同月12回)で16・7%の増加、1世帯当たり支出平均は853円(792円)で7・7%増と、異次元の数値が続いた3、4月ほどではないが増加基調を保った。頻度は6カ月連続増加、プレー支出は11カ月連続増加だ。

プレー消費支出を年代別に見ると、60代は1750円(1412円)で前年同月比では23・9%増であり、70歳以上976円(985円)で6・1%減、50代677円(558円)21・3%増、40代209円(318円)34・3%減、30代164円(125円)で31・2%増となり、40代と70歳以上以外は増加を維持した。
1~6月のプレー消費支出を計算すると、29歳以下で189・8%増、50代で85・1%増を記録するなど全年代で大幅な増加となっている。
一方、ゴルフ用具への消費に関しては、購入頻度は100世帯当たり1回(1回)で前年同期と同、1世帯当たり支出平均は59円(133円)で55・6%減と消費頻度は半減し、今年は1、2、4月を合わせ4カ月目のマイナスだが最大の減少幅となった。

年代別では50代が131円(197円)だが33・5%減となったのを始め、60代90円(306円)で70・6%減、40代50円(52円)で3・8%減、30代が33円(90円)で63・3%減、70歳以上17円(55円)で69・1%減、29歳以下0円(0円)とどの年代も低調だった。1~6月の頻度は7回で変わらないが、支出額は736円で前年同期の133円からは19・1%増加している。消費が旺盛だったのは50代1333円で前年同期比135・5%増、次に60代が1092円だが10・4%減、以下、40代987円で51・4%増、30代258円で44・9%増、29歳以下は199円で前年同期0から急浮上した。
ゴルファー主力年代のゴルフ用具支出に陰りがみえているものの、コロナ禍でゴルフ離れが目立った50代や40代、30代のゴルフ用具支出は増えている月もあり、ゴルフ用具を揃えてプレーを始めそうな次世代の若者の動きはまだ続いているようだ。

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「ゴルフ特信」第6978号より一部抜粋

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