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2024.01.08
2024/1/8 韓国ゴルフ場、上半期入場者は6・7%減

韓国ゴルフ場経営協会(KGBA)は、「2023上半期全国ゴルフ場運営実績現況」を発表した。
韓国内のゴルフ場の前年度同期対比運営実績と今年実績を比較分析したとしており、全国ゴルフ場の入場者数は昨年上半期比6・7%減少した。また売上高と入場料収入は5・2%と5・8%、営業利益と純利益はそれぞれ24・5%、23・9%減少した。
地域別では、最も大きく減少したのは済州島のある済州地域としており、純利益は昨年上半期と比較して114・8%減少した。韓国中部の忠清地域は入場者数と売上高、入場収入、営業利益とも全体的に減少したが、その差は大きくなかった。一方、ソウル特別市周囲の京畿道や南西部の湖南地域は、入場者数や売上高が大幅に減少していないものの営業利益と純利益で大きな減少傾向を示したという。
運営方式別では、会員制と大衆制、混用運営の3つの方式ともに入場者数がそれぞれ6・9%、6・1%、7・8%減少し、大きな差はなかった。ただし営業利益は会員制が32・9%、大衆制が19・5%減少し、差があったという。

同協会では、コロナがエンデミックに転換され、コロナのパンデミック期間中に上昇したゴルフ場のプレー料金に疲労感を感じたゴルファーが海外遠征ゴルフに多く出かけただけでなく、国内景気の低迷もあって、運営収益が低迷したと分析していると同協会ニュースで報じられている。
韓国は、19年に9・9%の増加した後も20年はコロナ下で12・1%増と急増、21年も8・2%増加した。これで国内505コースの入場者数は5056万人と5000万人を突破し、1施設平均10万人の大台を超えた。また2500万人を上回った2009年から約10年で倍増した。22年の入場者数はさすがに0・04%増にとどまり、1施設平均も10万人を割り込んだが〝フルブッキング〟状況は続いていた。
23年上半期は、海外渡航の規制緩和で海外にゴルフ遠征に出るゴルファーが急増したことから、済州島などのリゾート地で影響が出たようだ。韓国からの海外ゴルフ遠征はフィリピンやタイ、ベトナムなど東南アジアが多いそうだが日本は九州や中四国、あるいは関東でもチャーター便や定期便を増やす報道も増えており、円安もあって、今後韓国からのゴルファーが増えることになりそうだ。
プレー代の安い日本から海外旅行に行くのはまだ抵抗感もあるようで、日本では韓国のような入場者数の反動減はまだ起きないのかもしれないが、諸物価高騰により収益面では厳しさが増す要素は増えている。

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「ゴルフ特信」第6988号より一部抜粋

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