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2024.03.08
2024/3/8 景気ウォッチャー調査10月、現状DI3カ月連続上昇

内閣府は9日、『景気ウォッチャー調査』の令和5年10月調査の結果を公表した。
北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は6地域(9月6地域)計9人(10人)で最高評価の〝良くなっている〟は1人(0人)、〝やや良くなっている〟は1人(3人)、〝変わらない〟は4人(3人)、〝やや悪くなっている〟は2人(1人)、〝悪くなっている〟は1人(3人)。現状判断DIを独自に算出すると、令和5年10月は47・2で、前月の40に比べ7・2ポイント(以下、P)上昇した。3カ月連続の上昇を記録している。

10月は、猛暑の余韻が残るものの天候に恵まれ、夏の客離れをどれだけ取り戻せるかに期待がかかった。南関東地域のウォッチャー(経営者)は〝良くなっている〟と判断し、「3か月前と比べて来場者数は109%と高水準で推移」し、それに伴い売上も105%弱になったと説明している。同地域の別のウォッチャー(経営者)も「前年並みの来場者数となっている」として〝やや良くなっている〟と判断、九州地域のウォッチャー(従業員)は〝変わらない〟と現状判断しているものの「予約、実績共に順調に推移している」という。
『先行き判断』は6地域(9月6地域)計11人(11人)が回答。〝良くなる〟は0人(0人)、〝やや良くなる〟は2人(3人)、〝変わらない〟は3人(2人)、〝やや悪くなる〟4人(3人)、〝悪くなる〟は2人(3人)。先行きDIは前月と同じ36・4だった。

先行きでは、冬は寒さ次第で来場者が減る傾向にあり、折からの物価高と人件費増加によって売上も厳しくなる見通しから、ウォッチャーの多数が〝変わらない〟~〝悪くなる〟と厳し目な判断をしている。先行きDIがさらに下落してもおかしくない状況だが、九州地域のウォッチャーが「国内外の予約が徐々に増えている」(従業員)、「個人客が増えていることに加え企業のコンペも多数組まれており、参加者も増加している」(営業)を理由に〝やや良くなっている〟と判断したことから、前月のDIに踏みとどまっている。
なお、業種全般の令和5年8月DI(原数値)は現状が49・9で前月比2・4P下落(3カ月連続下落)、先行きが49・6で同0・1P下落(4カ月連続下落)となっている。

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「ゴルフ特信」第7011号より一部抜粋

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