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2024.03.30
2024/3/29 クラウド型ゴルフ場基幹システムRound Master販売開始

三和コンピュータ㈱(東京都港区、本永実代表取締役 執行役員社長)と㈱エー・エル・ピー(北海道滝川市、飯島望代表取締役)は、クラウド型ゴルフ場基幹システム「Round Master(ラウンドマスター)」を共同開発し、11月28日より販売を開始した。
ラウンドマスターは、クラウド型システムとしてゴルファーも含めた利便性の向上と、システムの管理・運営コストの削減を目的に開発したという。
ゴルフ場運営では、従来のシステムでは複数の画面で処理していたものを、同時処理可能な画面構成に一新するとともに、表示項目をゴルフ場の作業ごとにお好みで設定でき、ピクトグラムを採用すれば経験の浅い従業員でも処理作業が可能となる。また、レストランではゴルファーのスマートフォンを活用したセルフオーダー機能を拡充することで、入力やオーダー作業を従来比30%(同社比)の効率化を実現している。

ゴルファー向けには、予約からチェックイン・チェックアウト、決済までの流れをスマホで完結させる「イージーフロント機能」を用意。チェックアウトの際はスマホアプリで精算できるため待ち時間ゼロでスムーズになるという。
ラウンドマスターは、基幹システムをクラウド型にすることで、システムの入れ替えに伴うサーバ機器の廃棄・導入・メンテナンスコストを削減し、一括アップデート機能により法改正などのシステム改修コストも抑制する。標準でバックアップ機能も有しており、BCPなどのデータ保全コストの削減が可能としている。
一方、ラウンドマスターの今後の展望として、ゴルフ場のコース管理の省力化と、ゴルファーが快適にプレーできる高品質なコース作りを支援するクラウドサービスの開発を開始する。コース管理では、グリーンキーパーが行う芝草のメンテナンスと施肥などの作業実績を地図情報と連携し管理・保存、過去の作業実績が視覚的にもわりやすいUI・UXを開発。コースごとに設置された気象観測装置とも連携し、将来的には同サービスで蓄積されたデータをNECとの共創により、AIを活用して芝の病害予兆や作業計画の自動生成機能の実装に向け準備を進めるとしている。

「ゴルフ特信」第7020号より一部抜粋

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