不動産業を中核に形成されたワイムグループのワイム総合企画㈱（佐藤直史代表取締役、東京都新宿区）は、郊外型24時間無人運営の完全個室インドアゴルフ施設「GOLF NEXT 24」を12月８日にイオンモール土浦（茨城県土浦市）にグランドオープンした。イオンモール駐車場の一角に施設を建設しての店舗出店で、同社によればこの出店を「ゴルフ業界で〝初〟の試み」としている。
GOLF NEXT 24イオンモール土浦店は、ゴルフシミュレーターを備えた８室の個室と、パッティングシミュレーター２台がある共有スペースで構成。個室は４名まで利用可能で、全室に男女ゴルフクラブが備え付け（レンタル無料）られている。予約は１コマあたり80分で、じっくりラウンドや練習ができ、仲間と世界のコースも楽しめる。
入会から予約、入館用のＱＲコース発行、会員情報の変更などすべてＬＩＮＥから行え、同施設の利用はスマホひとつで完結するという。

入会金は１・１万円（税込み）で３種類の会員（オールタイム、平日デイ、プライム）があり、オールタイム会員の場合は①24時間利用、②一日利用可能数２コマ毎日、③非会員１名まで同伴－－可能で月額料金１・65万円、レッスン付き（月４回２・45万円、月２回２・15万円）。
同グループがインドアゴルフ施設に初めて進出したのは２０２２年の「グッドゴルファーズ センター南」（横浜市都筑区）。同施設は24時間営業でブースタイプでスタッフがいる時間帯もある運営スタイルだが、そこで知見を深め、同年12月に24時間無人運営で完全個室タイプの「GOLF NEXT 24」を立ち上げて相模原市内にオープン、昨年に入って神奈川、埼玉、鳥取で次々と店舗出店し、イオンモール土浦は13店舗目。今後３年で70～80店舗を計画している。

ところで、ワイム総合企画㈱では、今年10月に平成生まれの男女を対象に「平成生まれのゴルフに対する意識」に関するインターネット調査を実施（調査人数１００５人）し、その結果を公表した。
それによると、平成生まれの人のおよそ７割がこれまでゴルフをしたことがないことがわかったという。ラウンド料金や道具が高価なことがゴルフへの挑戦を妨げる主な理由になっているが、周りにゴルフをしている友人がいないことやゴルフ場までの移動時間がネックになっているとも推察している。もっとも、その一方ではゴルフに興味がある人もいることから、ハードルさえ低くなればゴルフを始める人が増えると予測し、「もし仮に格安で、かつ個室で手軽に行えるシミュレーションゴルフが広まれば、今後若者のゴルフ離れを解消する場所として注目を集めそうですね」とまとめている。

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「ゴルフ特信」第７０２３号より一部抜粋