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2024.05.17
2024/5/17 11月家計調査、ゴルフプレー料金は依然好調続く

総務省統計局がまとめた2023年11月の「家計調査」(家計収支編)によると、同月の二人以上世帯の世帯収入(勤労者世帯)は前年同月に比べ実質4・7%減少(14カ月連続減少、名目1・6%減少=7カ月連続減少)となり、消費支出は実質2・9%減少(9カ月連続減少、名目0・3%増加=4カ月連続増加)とコロナ後の回復から失速したまま、実収入や消費面での陰りが続いている。
一方、11月のゴルフ関係消費支出(二人以上世帯)は、ゴルフプレーの購入頻度が100世帯当たり16回で前年同月から33・3%増、1世帯当たり支出平均は1193円で52・2%増加と連続して異常な上昇を示した。

11月のプレー支出額を年代別にみると、主力の60代が1942円で前年同月比では29・6%増(2カ月連続増)、70歳以上が1549円で95・8%増(5カ月連続増)、次は29歳以下1136円で256・1%増(4カ月連続増)、以下50代910円で8・1%増(5カ月振り増)、40代607円で178・4%増(3カ月連続増)、30代146円で57・1%減(3カ月振り減)となった。
今年1~11月のプレー消費支出を計算すると、29歳以下で390・9%増、60代38・6%増、40代37・7%増、70歳以上36・3%増、30代25・9%増、50代20・8%増と各年代とも異次元の消費増を記録し、全年代で増加が続いている。
また、ゴルフ用具への消費は、購入頻度は100世帯当たり2回(1回)で前年同月から倍増、1世帯当たり支出平均は104円となり、23・8%増となった。

消費額を年代別でみると30代が234円でトップとなったが前年同月比では15・2%減、以下40代137円で495・7%増、50代106円で39・5%増、70歳以上74円で19・4%増、主力の60代が64円で34・7%減、29歳以下が0円と意外な結果が続いている。
家計調査ではゴルフプレー料金、ゴルフ用具の消費とも、異常データが多くなったが、これまで29歳以下に隠れて消費が目立たなかった30代や40代、50代など次世代がゴルフ用具の消費を増やしたことが今後のプレー消費増に繋がるのか、注目される。

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「ゴルフ特信」第7038号より一部抜粋

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