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2024.06.08
2024/6/8 米コースラウンド回数、過去最多の5・31億ラウンドに

NGF(米国ゴルフ財団)は23年12月の米国内ゴルフ場のゴルフコースラウンド数の速報をwebで発表し、対前年比23・9%増加となるとともに、23年1年間のラウンド数は5・31億ラウンドとなり、4年連続5億ラウンド以上は最長になると報告している。
12月は前年度が大幅減少だった反動もあり、8地区のすべてで増加した。23年1年間では前年度の反動もあり12月中9カ月でラウンド数が増加したが、増加率は元の数値が少ないことから12月が最大となった。
23年1年間のラウンド数5・31億ラウンドは、前年比で4・2%の増加。22年は平均気温の低下もあり3・7%減少していたため2年振りの増加となった。

年間ラウンド数は19年が4億41百万ラウンドだったがパンデミック(コロナ禍)により20年は61百万回、13・8%増の5億02百万ラウンドとなり、21年は5・4%増の5億29百万回、22年は5億09百万回相当だったため23年で4年連続の5億ラウンド超えとなった。年間5億ラウンドを超えたのは〝タイガー・ブーム〟の1999年(5億08百万回)~2001(5億18百万回)を含む2002年までの4年間以来という。また2001年と2023年の比較では、米国内ゴルフ場施設数が11%減少、参加人口が11%減少しているが、ラウンド回数は3%増加しているという。過去4年間でも3回、年間プレー回数が3%以上増加したとしている。
2001年以降、1施設当たりのラウンド数は概算で15%以上増えているものと推測され、天候に恵まれたこともあって、新型コロナのパンデミックがトリガーとなったゴルフブームは過去最大規模に達したことになる。またこの間、プレー代がインフレもあって値上がりしていることは確実で、産業規模も拡大した模様だ。

「ゴルフ特信」第7045号より一部抜粋

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