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2024.07.03
2024/7/3 コロナ前に戻りアウトドアが成長、ゴルフは小幅な伸び

㈱矢野経済研究所(水越孝代表取締役社長)は、2023年のゴルフウェアを含む「スポーツアパレル市場に関する調査」を先ごろ実施し、市場規模や流通の動向、将来展望を明らかにした。
同調査は昨年9~12月、スポーツ関連企業(メーカー・卸売業・小売業)を対象に、スポーツメーカーへのアンケート調査、並びに同社専門研究員による直接面談(3オンライン含む)の併用で実施している。

それによると、2023年のスポーツアパレルの国内市場規模は、メーカー出荷金額ベースで前年比4・3%増の6131億10百万円になる見込みという。
スポーツアパレルのカテゴリーのうち、ゴルフウエアの2023年市場規模見込みは出荷金額1145億円(構成比18・7%)で、アウトドアウエア1700億円(27・7%)、トレーニングウエア1249億円(20・4%)に次いで3番目。前年の伸び率では、ゴルフウエアは2・2%増で6番目の高さとなっている。
2023年は、スポーツの機会に対するコロナ禍の影響がほぼなくなり、スポーツへの参加者数が前年からより一層増え、スポーツアパレルの需要も増大した。その一方で、コロナ禍に成長を遂げてきたゴルフウエアは小幅な伸びとなっており、2024年には1150億円で前年比0・4%増、構成比18・4%との予測だ。同研究所によれば「近年の市場成長はコロナ禍からの回復によるところが大きかったが、コロナ禍の影響は2023年に落ち着きを見せ、2024年はその点で成長要因がほぼなくなる。それ以外の需要拡大要因が乏しいことから成長率は落ち着いた(全体の市場規模予測は6262億60百万円で前年比2・1%増)ものになる」と展望している。
なお、同社ではこれら調査を詳細にまとめた『2024年版スポーツアパレル市場動向調査』を19万8000円(税込)で販売している。

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「ゴルフ特信」第7052号より一部抜粋

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