2024.07.07
2024/7/7 西武HD24年3月期第3四半期決算、スポーツ業は減収
㈱西武ホールディングス(西山隆一郎代表取締役社長兼COO)は、2024年3月期第3四半期(2023年4月1日~12月31日)決算短信(連結)を先ごろ発表した。
それによると、同期は新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う需要の増加を着実に取り込み、加えて値上げの取組みにより営業収益3604億76百万円で前年同期比12・5%増加した。営業利益は増収によって476億01百万円で同136・5%増、経常利益437億91百万円で同139・2%増となった。親会社株主に帰属する四半期純利益については431億85百万円で、前期に計上したザ・プリンスパークタワー東京などの譲渡に伴う反動減等により前年同期に比べ38・7%減となったとしている。
同社では、当第3四半期連結累計期間において3カ年目となる「西武グループ中期経営計画(2021~2023年度)」の下、「『アフターコロナの社会における目指す姿』を見据え、コロナショックを乗り越え、飛躍への道筋をつける。」をテーマに、〝経営改革〟、〝デジタル経営〟、〝サステナビリティ〟の3点を骨子に取り組んでいる。
セグメント別業績では、都市交通・沿線事業が営業収益1111億82百万円(前年同期比7・4%増)、営業利益152億30百万円(129・8%増)、ホテル・レジャー事業が営業収益1717億68百万円(17・8%増)、営業利益181億14百万円、不動産事業が営業収益594億70百万円(7・6%増)、営業利益108億42百万円(18・7%増)、その他が営業収益354億44百万円(12・3%増)、営業利益470億04百万円(54・0%増)となっており、各事業で大幅増加をみている。
ホテル・レジャー事業のうち、ゴルフ場を含む〝スポーツ業〟についてみると、スポーツ業(保有・リース)が営業収益105億95百万円で前年同期比19億93百万円の減少、スポーツ業(MC・FC)が営業収益14億80百万円で前年同期比13億52百万円の増加だった。スポーツ業(保有・リース)の減少は、一部ゴルフ場・スキー場の資産譲渡に伴う直営から運営受託への変更によるものだ。ちなみに、スポーツ業(MC・FC)の増加とネットすると、スポーツ業は営業収益が前年同期比6億円の減少となっている。